あしたのジョー を読んだ

バトル、は少年マンガにおける王道であるのだけれども、そこにはアメコミにあるような、ハリウッド映画のヒーローものにあるような勝利の爽快感がない!『巨人の星』も、『あしたのジョー』も、主人公は勝利することで幸福になることはない。たとえ勝っても、次の強敵が登場する。星飛雄馬も、矢吹丈も、悲劇を背負っているのだ。これはスポ根ものの大ヒットの理由を、ヒーローへの憧れや、バトルのスリル、
挫折の克服、といった要素だと、世間も、制作者がわも思っていたのが、本当は違ったのではないだろうか?
そのような表層とは真逆の、勝つことの虚しさ、戦うことの苦しさに、読者は無意識において共感したのではなかったのか?
アメコミのように、ハリウッド映画のヒーローもののように、クールジャパンは、勝つことで満足感を味わえないのだ、そこに爽快感を感じられないのだ。私たちはバトルに、たとえ勝者になったとしても、そこに悲しみを見いだすのだ。
あのクールジャパンの代表的ともいえるコンテンツのひとつ、エヴァンゲリオンの、戦うことの虚しさと悲しみは、この60年代のスポ根から始まっているのだ。
あの東宝怪獣映画でも、たとえゴジラに勝ったとしても、私たちは拍手喝采ができない。それが異文化を許容する日本人のもつ寛容さであり、繊細さであり、優しさであるのではないか?

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笑いあり、ドキドキありのロボットアニメ

ロボットアニメは日本のアニメ文化の象徴とも言えるアニメの王道です。そんな数あるロボットアニメの中でも最近拝見した「鉄のラインバレル」、このアニメは少し独特な話でした。最初いじめられっ子だった主人公がある日ロボットと出会い大きな力を手に入れるのですが、強くなりたいという気持ちが人一倍強かった主人公は力の意味を理解せずに自分の中での歪んだ正義を振りかざしてしまいます。ここまで見た私はかなりビックリな開幕のシチュエーションに驚きながらも、段々と話が進むにつれてこのアニメの世界観の中に引き込まれていくのがわかりました。主人公や周りの人達の成長の過程がすごく繊細に描かている印象を受けました。
勿論メインはあくまでロボットアニメですので、気になるロボットの戦闘シーンにも目が離せませんでした。デザインもサムライ風な感じでかっこ良く勇ましい感じです。
見どころはもう沢山あります。話が途中で二転三転して、ハラハラドキドキさせられてついつい展開に夢中になってしまいます。ちょっとしたコメディ要素もふんだんに盛り込まれた新鮮なアニメでした。

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時代に追いつき、追い越され

マンガ、アニメに関わらず、未来の話を描かれている作品はたくあんあります。
有名なものは鉄腕アトム、ドラえもんでしょうか。

今回私がお話するのは1999~2000年にNHKで放映されていた「コレクター・ユイ」というアニメーション作品についてです。

この作品は年代は明確に提示されていませんが未来の話です。インターネットはPCの画面を見るものから、直接意識をインターネット上の世界「コムネット」の中に入らせて様々なソフト(遊園地や森林公園)を体感できるものとして描かれています。

主人公はパソコンに疎い中学2年生の女の子。特殊なソフトをお供にコムネット上に発生したトラブルを解決していくものです。劇中変身シーンもあり魔法少女要素あり。主人公は当初いろいろと未熟な面もありますが、いろんな問題に直面し、出会いを得て成長していく過程も描かれています。

インターネット上の世界に入れるという要素は極めて未来的な要素ですが、要所要所に時代を感じるものが見受けられます。

例えばマンガ。主人公は漫画家志望で作中漫画を描くシーンが見られますが、きちんと紙の原稿にペンとインクで書いています。最近ではマンガを描くにあたりデジタル移行になりつつあります。
近年データを渡す際はオンラインストレージやUSBを使うのが主流かと思いますが、コレクター・ユイの世界においては現実世界においては小型のフロッピーディスクにデータを入れて渡しています。
未来的な話なのに、キャラクター達が使っているツールはどこか過去のもの。
今を生きている私にとっては未来が過去のイメージを凌駕した、さながら鉄腕アトムにでてくる黒電話のようでした(アトムは未来の世界が描かれていますが、電話だけは黒電話なのです。漫画の神様も携帯電話というものが発明されるというものは予想できなかったのですね)

そういった意味では1999年にイメージされていた未来と、その10年以上あとの今という「未来」を見比べてみると面白いかと思います。
もちろんこの作品自体魅力的な作品です。

主人公は天真爛漫な元気な女の子。その親友はお嬢様。仲間のソフト達も個性豊かな面々で敵もどこか憎めないキャラクター。
全体的にテンポもよく、楽しく見れるアニメ作品だと思います。
2013年に専門チャンネルで再放送がありましたので録画して今も見る事が出来ますが、この作品はDVDの発売がないので90年代アニメ・マンガの再ブームが来ている中でDVD、またはブルーレイを発売していただけないかと願っています。

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