時代に追いつき、追い越され

マンガ、アニメに関わらず、未来の話を描かれている作品はたくあんあります。
有名なものは鉄腕アトム、ドラえもんでしょうか。

今回私がお話するのは1999~2000年にNHKで放映されていた「コレクター・ユイ」というアニメーション作品についてです。

この作品は年代は明確に提示されていませんが未来の話です。インターネットはPCの画面を見るものから、直接意識をインターネット上の世界「コムネット」の中に入らせて様々なソフト(遊園地や森林公園)を体感できるものとして描かれています。

主人公はパソコンに疎い中学2年生の女の子。特殊なソフトをお供にコムネット上に発生したトラブルを解決していくものです。劇中変身シーンもあり魔法少女要素あり。主人公は当初いろいろと未熟な面もありますが、いろんな問題に直面し、出会いを得て成長していく過程も描かれています。

インターネット上の世界に入れるという要素は極めて未来的な要素ですが、要所要所に時代を感じるものが見受けられます。

例えばマンガ。主人公は漫画家志望で作中漫画を描くシーンが見られますが、きちんと紙の原稿にペンとインクで書いています。最近ではマンガを描くにあたりデジタル移行になりつつあります。
近年データを渡す際はオンラインストレージやUSBを使うのが主流かと思いますが、コレクター・ユイの世界においては現実世界においては小型のフロッピーディスクにデータを入れて渡しています。
未来的な話なのに、キャラクター達が使っているツールはどこか過去のもの。
今を生きている私にとっては未来が過去のイメージを凌駕した、さながら鉄腕アトムにでてくる黒電話のようでした(アトムは未来の世界が描かれていますが、電話だけは黒電話なのです。漫画の神様も携帯電話というものが発明されるというものは予想できなかったのですね)

そういった意味では1999年にイメージされていた未来と、その10年以上あとの今という「未来」を見比べてみると面白いかと思います。
もちろんこの作品自体魅力的な作品です。

主人公は天真爛漫な元気な女の子。その親友はお嬢様。仲間のソフト達も個性豊かな面々で敵もどこか憎めないキャラクター。
全体的にテンポもよく、楽しく見れるアニメ作品だと思います。
2013年に専門チャンネルで再放送がありましたので録画して今も見る事が出来ますが、この作品はDVDの発売がないので90年代アニメ・マンガの再ブームが来ている中でDVD、またはブルーレイを発売していただけないかと願っています。

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